IBM Migration Utility + SmartMUは、CA社のEasytrieve Plusの生産性を維持したままコストダウンが実現できるソフトウェア製品です。現在あるEasytrieve Plusでコーディングされた資産を、COBOLでダイナミックに移行するソリューションを提供します。
お客様がEasytrieve Plusでコーディングされたプログラム資産を無駄にすることなく、ほぼそのままで流用できます。Easytrieve Plus経験者であれば、その知識や経験を有効に活用することができます。
SmartMUは、IBM Migration Utility を補完する、アドオン・ソリューション・ツールです。
- Easytrieve言語ステートメントを、COBOL言語ステートメントに自動変換
- 内部的にCOBOLが生成されるので、COBOLソースを意識することなくEasytrieve Plusでコーディングが可能
- Easytrieve Plusの生産性を維持し、COBOLの高速動作を実現
移行方法
PGM名を書き換えるだけの1STEPで、内部的にはCOBOLが生成、コンパイル、リンクされ実行されます。
主な機能
- インタープリタ形式だけでなく、ソース・コードをコンパイルした、ロードモジュール形式で動作させることも可能
- z/OS、LE、Db2等、標準IBM環境のサポート、追随性の向上
- 従来のレポートに加え、EXCELで使用されるCSV形式、WebのHTML形式のレポートもサポート
- Easytrieve Plus実行中にアベンドした時に、Easytrieve Plusのソース番号、COBOLのステートンメント、該当フィールドの内容を出力
- 1STEP変換による、Easytrieve Plusと同等の利便性
- ロードモジュールの生成
導入効果
非互換性からの解放
MU + SmartMUを通してCOBOLコンパイルをすることによりCOBOLとしての動作が保障されます
アプリ資産の解放
COBOLとして実行するため、Easytrieve Plusのようなパスワードによる制限がありません
CSV形式のレポート
帳票からEXCELに手書きで書き写していたデータをCSV形式で出力させることで、手間や転記ミスの防止が可能です
動作環境
IBM Migration Utility
OS : z/OS
COBOLコンパイラ :VS COBOL II、COBOL for MVS、COBOL for OS/390、Enterprise COBOL
SmartMU
OS : OS/390 V1.3以上、z/OS
前提ソフトウェア:IBM Migration Utility
Db2利用の場合
Db2 :Db2 V7以上
IBM COBOLコンパイラ : COBOL for OS/390 V2以上、Enterprise COBOL